福建省泉州は、台湾と海峡をへだてる中国南東部に位置し、千年にわたって対外貿易を行ってきた港湾都市である。唐代に貿易港になってから中国南方の四大貿易港(広州、泉州、寧波、上海)の一つとされ、宋、元の時代には世界最大級の貿易港「ザイトン港」として広く名を馳せた。この地を訪れたマルコ・ポーロは、エジプトのアレクサンドリア港に匹敵する「東方第一の港」と称えている。近年注目を浴びている明代の武将鄭和との関わりも興味深い。

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2008.10.20
福建省泉州は、台湾と海峡をへだてる中国南東部に位置し、千年にわたって対外貿易を行ってきた港湾都市である。唐代に貿易港になってから中国南方の四大貿易港(広州、泉州、寧波、上海)の一つとされ、宋、元の時代には世界最大級の貿易港「ザイトン港」として広く名を馳せた。この地を訪れたマルコ・ポーロは、エジプトのアレクサンドリア港に匹敵する「東方第一の港」と称えている。近年注目を浴びている明代の武将鄭和との関わりも興味深い。

2008.09.20
中国西端に広がる新疆ウイグル自治区。その東部に位置するトルファンは、シルクロードの要衝として、漢代以降、長く中国西域の政治、経済、文化の中心地の一つであった。トルファンは中国で最も気温が高い場所といわれ、歴史上「火州」と呼ばれていた。独特な地形や風景、民族的風情に彩られ、壮大な地下水路カレーズや交河故城などの遺跡、葡萄溝などが、この地に美しさと神秘さを添えている。

2008.07.30
河北省東北部にある承徳は、中国王宮庭園で最大の広さの庭園を持つ清王朝の夏の離宮「避暑山荘」と、山荘を囲むように建てられた「外八廟」と呼ばれるチベット仏教の寺院群の景観で広く知られる。清王朝の歴代皇帝に愛されたこの地は、景観の美しさとともに歴史遺産としても価値が高く、1994年には世界文化遺産に登録されている。

2008.06.20
黄山市は安徽省の最南端に位置し、「山が八割、水が五分、田が五分、道路ほか町並みが一割」といわれる山間の町である。黄山市は中国の商業の歴史のなかでも名高い徽州商人のふるさとで、徽州文化発祥の地でもある。そして、世界文化遺産と自然遺産、加えて世界地質公園の三部門で指定されている。三部門で指定されているのは中国で唯一、黄山市だけである。

2008.05.20
天下の絶景「長江三峡」とは、瞿塘峡、巫峡、西陵峡の長江を代表する三峡谷をいう。そして、船で重慶から長江を下るのが一般的な三峡クルーズ。今、三峡のこの景勝地にダムが建設されている。長さ約600km、貯水量393億立方メートルの貯水池を持つ三峡ダムである。黒部ダムの200倍という途方もない大きさである。無論世界一。その巨大な水瓶に長江三峡は変わらず、凛とした姿を見せている。

2008.03.20
魏国をはじめ7つの王朝が都を置いた開封は、黄河と長江下流とを結ぶ中国縦断の大運河につながれて、江南からの物資の大集積地として栄えた。北宋の時代には、政治・経済・文化の中心地で、百万人を超える都市であった。その後、数度の黄河の氾濫により地中に埋もれ、現在の開封はその面影をわずかに残すのみである。その繁栄ぶりは「東京夢華録(南宋時代の孟元老が書いた回想録)」に記されている。

2008.02.20
北方民族の侵入を防ぐため、紀元前から2000年以上にわたり築かれてきた万里の長城。長い歳月を経て損傷が激しく、現在も修復が進められている。北京の北東、古北口村には、貴重な歴史的遺産を永く後世に伝えようと、地道に取り組む人々の姿がある。

2007.12.20
大理石の産地として知られ、藍の絞り染めでも有名な大理は、かつては南詔国、大理国の都として500年以上も栄えた歴史を持つ景勝の地である。雲南とチベット、ミャンマーとの交通の要衝であり、13世紀にこの地を訪れたマルコポーロもその繁栄ぶりを称えている。

2007.11.20
中国東南部に位置し、台湾と海峡をへだてる福建省。その南西部に、独特の建築物「客家土楼(はっかどろう)」で知られる永定県がある。そこには、移住を繰り返し、数奇な運命を辿った人々の暮らしの証しが、美しい田園絵巻のように広がっている。

2007.10.20