中国語で
「旗袍(チーパオ)」と呼ばれるこのドレスは、もともと中国北東部に住んでいた満州族の衣装。その満州族が全国を統一した清の時代に、
中国全土へと広まりました。このころのチャイナドレスは、今とは全く違うゆったりしたスタイルだったそうです。
色鮮やかな独特の美しさが花開いたのは、1930~40年ごろのこと。 “チャイナドレスの黄金時代”ともいわれ、ヨーロッパ風の華やかなデザインが上流階級の女性たちの間で大流行しました。
ごく普通の日常着としても使われていて、数十年前までは、 コロンとした飾りボタンまで家庭で手づくりしていたそうです。
その後はあまり見かけない時期もありましたが、 経済的な余裕も生まれた現代では、再び伝統の衣装に注目が集まるように。素材やデザインも多種多様になり、 結婚式やパーティなど盛装の場に伝統のドレスを選ぶ人も増えてきました。チャイナドレスの専門店も続々開店して大賑わいだそうです。
さて、気になる今時の一番人気はというと、 意外にも丈の短いジャケットスタイルなのだとか。中綿入りの短い旗袍は、薄手で軽いのにとても暖か。さっと羽織れる気軽さに加え、 おしゃれなデザインもたくさん揃っているので、ちょっとしたお出かけや宴席の場にぴったりなのだそうです。



