中国のれんこん事情を見てみると、 人々の暮らしに根付いたとても身近な野菜であることに驚かされます。そのサクサク、シャキシャキとした独特の歯ごたえは、 炒め物や揚げ物、 煮物などの料理はもちろん、砂糖をまぶしたかりんとう風のお菓子としても大人気。「藕粉」 と呼ばれるれんこんの粉はどこの家庭にも置いてあり、お湯に溶かして甘い葛湯のような感覚でいただくそうです。 手軽に楽しむ家庭のおやつですね。
これほど中国でれんこんが親しまれているのは、美味しいことはもちろん、 健康を保つさまざまな成分があることを皆よく知っているからです。れんこんにはビタミンやミネラルがたっぷりで、食物繊維も豊富。 肺や咽を潤す、滋養強壮、便秘の解消、止血、精神の安定のほか、高血圧、皮膚の炎症、胃の不調などにも効果が期待できます。 女性にとっては、肌に潤いを与える伝統の美容食でもあるのです。
いよいよ秋が深まり、日本でもれんこんの本格的な収穫時期を迎えます。 この秋はちょっと一手間かけて、医食同源の旬の味を食卓に添えてみてください。
[美味しいれんこんの選び方]
形がふっくらと丸く肉厚のもの、白く艶があるのもの
(あまり白過ぎると漂白してあるものも)、切り口が白く穴
が小さいものなどをポイントに、
新鮮で美味しいれんこんを選びましょう。
[れんこんプチレシピ]
家庭のおやつ 「藕粉(ぐうふん)」
市販の藕粉に砂糖とお湯を加えて少し煮込み、葛湯感覚で。あったかおやつは、 肺や咽を潤し風邪の予防にも効果的。秋冬にぴったりのやさしいおやつです。(右の写真が藕粉)
れんこんの炒めもの
れんこんと豚ヒレ肉を手早く炒め、紹興酒、醤油、砂糖で味付けを。 シンプルで美味しい簡単中華です。



