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福を呼ぶ甘い点心

2009.09.30

 桃は 「不老不死を与える樹」と伝えられ、その果実は、古来とても縁起のいい食べ物とされてきました。『西遊記』の物語でも、 “三千年に一度しか実をつけない桃の実を孫悟空が盗んで食べ、仙人になった”というエピソードが有名。 邪気を払い、不老長寿をもたらすといわれる桃の実は、今でも「仙桃」「寿桃」と呼ばれ、吉祥の象徴として広く親しまれています。

 寿桃饅頭は、 そんな桃のイメージを象った縁起のいいお菓子。家族団らんや祝いの席には、福をもたらすこの饅頭が欠かせません。 特に年配の人の誕生日には、「久(ジィウ)」と同じ発音で中国で縁起のいい数「九(ジィウ)」個のセットで贈られます。 昔は一つひとつ家庭で作っていましたが、今では美味しくてきれいな寿桃饅頭がたくさん売られているので、 気軽に楽しまれているそうです。

 やわらかな色合いや、コロンとしたやさしい姿で、 桃饅頭は日本でも人気があります。そのかわいらしさと甘い味わいに、心がほっこり和みます。贈り物にもぴったりなので、 敬老の日やおじいちゃん、おばあちゃんの誕生日に、ぜひ贈ってみてはいかがでしょうか。

 

桃の効果

中医学から見ても、桃にはさまざまな効果があります。 寿桃饅頭に桃は入っていませんが、ちょっとご紹介しておきましょう。

 

桃 仁 (とうにん)

桃の種。血液の流れを良くする効能があり、 女性の月経不順や月経痛を改善します。また、便秘の改善、新陳代謝の促進なども期待できるので、美容にも重宝される存在です。

 

桃 葉 (とうよう)

桃の葉。皮膚の乾燥や、皮膚のかゆみ(あせもなど)を改善します。 日本でも昔から肌に良いとされ、ローションなど化粧品の原料として使われてきました。