多くの観光客を集める氷祭り
ハルビンの冬を彩る氷灯(氷の彫刻にカラフルな電灯を入れたもの) は1980年代には広く知られ、それを目当てに多くの観光客がハルビンを訪れてきた。 最低気温マイナス20度以下に冷え込むハルビンは、スケートやそり、寒中水泳など冬の行楽に適していたため、 氷や雪に関連した文化行事も、南方地域などからの観光客に喜ばれた。これらに着目したハルビン市が「ハルビン氷祭り」 を始めたのは1985年のことである。
1985年1月5日、第一回ハルビン氷祭りが開幕。 ハルビンの兆麟公園の南門で行われた開幕式では、毎年1月5日から1ヵ月間、ハルビン氷祭りが開かれることが宣言された。
第1回の氷祭りは、氷灯園遊会、氷の彫刻コンテスト、 そりや寒中水泳のデモンストレーションなどを中心に開催。氷上の集団結婚式や寒中水泳競争、 写真コンテストといったイベントも人気を集め、1ヵ月の開催期間に、国内外から延べ200万人以上の観光客が訪れる成功を収めた。
その後、氷祭りは年々有名になり、2001年の17回目の開催からは 「中国ハルビン国際氷祭り」と名称を変え、より大規模なイベントになった。開催期間も長くなり、 年末から一部の関連イベントが始まり新年1月5日に開幕、2月末まで続く祭りとなった。期間中に新年・春節・元宵節(※)・ スキー祭りという4つの大きな祝賀行事も行われるため、ハルビンの街は祭り一色となってにぎわう。
(※)1年で最初の満月を祝う祭りのこと。

上記写真は定番イベントのひとつ、集団結婚式のもよう
世界的な冬の祭典へと発展
25回目となる今年の氷祭りは「熱い冬の大パーティー、楽しい雪遊び」 をテーマに、100あまりのイベントを開催。ハルビン国際氷祭り組織委員会事務室の楊傑主任によると、今回の目玉は、 ハルビン氷雪大世界、雪の彫刻博覧会、氷灯芸術園遊会など。氷上スポーツ大会や、国際友好都市観光協力フォーラムなども好評を博し、 例年に増して国際色豊かなものとなった。
氷雪大世界には雪と氷でユニバーシアード冬季競技大会の会場が設けられ、 氷で歴代大会の開催地にある有名建築が造られた。
中国で初めて氷と雪をテーマとして始まった地域の祭りは、 今では世界でも開催期間が一番長い氷祭りとなり、海外からも多くの観光客が訪れる世界規模の祭りとなった。




