週刊朝日百科『世界の食べもの(中国)』のなかで、「言語分布と料理分布の関係」 を述べているくだりが興味深い。それによると、中国各地の方言に従って料理区分を整理し、「北京と山東」「四川」「福建」「広東」「上海、 南京、揚州、浙江、寧波などの長江下流地域」「湖南」の6系統に分けると料理の説明がしやすいという。つまり、湖南料理は、北京や四川、 上海、広東の料理の範疇に入らない、違う分野の料理といえよう。
湖南料理は、省都である長沙エリア、洞庭湖エリア、 湖西エリアの3つに分かれ、全体に油を多用し、濃厚な味付けである。洞庭湖の恵みである魚の干物や燻製品も多い。
シイラの鉄板焼き
【材料】(4人分)
シイラまたはタラの切り身 250g
たまねぎ(細切り) 30g
セロリ(一口大) 30g
【調味料】
卵の黄身 3g
醤油 3g
酢 20g
水溶き片栗粉 30g
蜜制魚汁(※) 250cc
青・赤唐辛子(輪切り) 適量
サラダ油(揚げ油) 1000cc
※ 蜜制魚汁とは、 魚と蜂蜜を使ったオイスターソースのような調味料。
中国ではスーパーなどで市販されている。
【作り方】
(1) シイラまたはタラの切り身(白身の魚)を水できれいに洗い、
一口大ほどの大きさに切り分ける。
(2) 卵の黄身と醤油を混ぜたものに、(1)を15分間漬ける。
(3) 鍋にサラダ油を入れ、油の表面が波打つようになったら弱火にし、
(2) を入れ、色がつくまで揚げる。
(4) 鍋のサラダ油を70ccほど残して、たまねぎとセロリを炒める。
(5) 熱い鉄板の上に皿型のアルミホイルを置き、(4) を平らに敷き詰める。
(6) 揚げた魚を(5)の上に並べる。
(7) 別の鍋に蜜制魚汁、酢、水溶き片栗粉を入れ、弱火で加熱し、タレを作る。
タレが出来上がったら (6)の魚の上にかけ、飾り用の唐辛子を散らして
出来上がり。



