北海公園のハスの花と菊が8月満開に
ハスの花は中国原産の伝統的な名花であり、色彩が鮮やかで種類も多く、数千年にわたり中国の人々に深く愛されてきた。 ハス栽培の歴史は古く、元の時代には皇室の庭園である北海公園に植えられていた。1980年代、北海公園はさらに鉢植えの技術を導入し、 今日までハスの花展を11回開催している。
ハスの花の最も良い観賞時期は7月で、オリンピックが開催される8月より早い。北海公園造園総技師の楊宝利氏は、もし、 この公園のハスがオリンピック期間に開花したらどんなに意義があることだろうと考えた。そして楊氏は、 2006年から多くの技術者とともに研究を開始した。まず開花時期の遅い品種を選び、植える時期も遅らせた。また、 年に一度しか咲かないハスを、水や肥料などの工夫で2度開花させることにも成功した。さらに、水位を下げることや、 土壌を改良するなどの措置も施した。
また、ロケットに搭載して持ち帰った種(宇宙のハスの花)の栽培を試みた。この種は、宇宙環境の作用とみられる変異が起こり、 花びらが大きく明るい色で、多くの花を付けるなど優れた特性を持っており、現在、公園では「宇宙のハスの花」の無土栽培に成功し、7、8月、 普通のハスと同時に開花する。公園の6800平方メートルの栽培水域には、もともと100種類以上のハスの花があったが、 さらに100種の新品種を追加した。訪れる人々は「碧血丹心」「粉玉蓮」「紅台蓮」「銀紅千葉」「ジャスミン蓮」「香碧荷」「宜良千瓣」 などの新品種を観賞できる。
また、北海公園は菊の花の開花時期調整も行った。菊の花はハスの花と同様に中国の十大名花の一つで、 開花時期は9月末~10月初め、 一部の品種は11月に開花する。
菊の花は、ハスの花と反対で、低温、短時間の日照に適応する。ビニールハウスで菊の花を栽培し、
温度と日照を調節して速く成長させることに成功した。オリンピック期間中、北海公園ではハスの花と菊の花が同時に咲き誇っている。
至るところにオリンピックの植物が咲く
オリンピック期間中は、公園だけでなく北京市内の至るところを花で飾ることになり、北京植物園種苗センターは、その任務を引き受け、 植物の選択と栽培の研究を行った。
北京植物園種苗センターの孫宜シニア技師によると、オリンピック用の植物は、 高温多雨である8月の北京の気候に適応することが要求されるという。彼らは、そのような植物を育て北京を満開の花で飾り、 世界の人々を花で歓迎している。



