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暑さを乗り切る食の知恵 『緑豆』

2008.07.30

 日本では、もやしや春雨として食卓に上ることの多い緑豆ですが、 中国ではこの豆を煮込んだスープ「緑豆湯」をお茶代わりに飲むのが一般的。身体にこもった熱を冷まし、水分代謝を良くするので、 暑気あたりを防いでくれるそうです。また、食欲不振や、お酒の飲み過ぎの他、汗疹などの症状をやわらげたり、 高血圧や高脂血症などの生活習慣病を予防したりと、緑豆を日々の食事に取り入れる習慣は、 日常の健康対策として暮らしに根付いています。

 緑豆スープの作り方はいたってシンプル。洗った緑豆と水(豆の5倍程度) を鍋に入れ、弱火で30分から1時間ほど煮込めばできあがりです。 栄養分がたっぷり出た緑色のスープを飲んでください。また、底に沈んだ豆に氷砂糖を加えて少し甘みをつければ、美味しい 「緑豆ぜんざい」としていただくことができます(緑豆には身体を冷ます効能があるため、 胃に不調を感じている場合は食べ過ぎに気を付けてください)。

 スープのほか、家庭でよく食べられているのが「緑豆粥」。緑豆と米を1: 1の割合で作るものが一般的ですが、はと麦入りの緑豆粥もおすすめです。また、落雁のような食感の「緑豆」や、寒天で固めたデザート 「緑豆羹」など、きれいな緑色のお菓子が店先に並ぶのも、夏ならではの楽しみです。

 ちょっと夏バテ気味だったり、暑さで体調を崩しがちだったり、 そんな不調を感じたら、家庭でも簡単にできる緑豆スープや緑豆粥を試してみてはいかがでしょうか。「医食同源」の思想を受け継いだ、 中国の食の知恵。私たちも夏の習慣に上手に取り入れれば、元気に夏を過ごせそうですね。