奥深い中国茶を味わう茶器も実に多彩。お茶を煎れる「茶壷」(急須にあたる)、湯のみの「茶杯」、お茶を煎れてそのまま飲む「蓋碗」、 香りを楽しむ「聞香杯」、お茶の濃さを均一にする「茶海」など、地域やシーンによってさまざまな茶器が登場します。
家庭で使われる茶壷や茶杯には「紫砂」という陶土で焼いた陶器製のものがありますが、この茶器は使うほどに茶葉の香りが染み込むのが特徴。
長く使い込むと、お湯を注ぐだけでお茶の味がするようになるといいます。そんな風に、一つの茶壷を大切に育てることを中国では「養壷」
というのだそうです。
中国茶を美味しく煎れるために、まず用意したいのは茶壷と茶杯。気軽に楽しむなら、 蓋と茶こしの付いたマグカップタイプの湯のみもオススメです。茶葉を入れてお湯を注いだら、一旦すぐにお湯を捨てましょう。 茶葉の表面を洗うだけなので”時間を置かずに手早く“がポイントです。
続いて「茶」。熱湯を一気に注ぎます。中国茶は発酵茶が多いので、温度の高いお湯が適しています。「悶茶」はお茶を蒸らすこと。 蓋をして3〜5分蒸らし、お茶の香りと成分を引き出してください。お茶が十分出たら「品茶」です。少しずつ口に含み、 香りと味をじっくり堪能してください。そして「飲茶」。ゆっくりお茶を味わいながら、楽しいひとときをどうぞ。
また、中国茶にはストレス発散や生活習慣病予防の他、尿の排泄を促す働きがあります。美味しいお茶を楽しみながら、 身体をリラックスさせる。毎日のお茶の時間は、体をいたわる習慣なのですね。



