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ビジネス交流ネットの充実を目指す 西山科技有限公司

2008.02.20

5名でスタート

 2004年、大学の同窓生2名と社員2名の合計5名で劉社長は会社をスタートさせた。 政府のIT企業育成の政策により100万元の融資を得て、政府開発の科技園区(無償でオフィスを提供)にて創業。 のち現在地の北京市海淀区中関村に移る。中国のシリコンバレーといわれる中関村には、多くのIT企業が群雄割拠し、 いずれも中国の未来を背負って立つ意気込みで競争が激しい。

 現在、西山科技は従業員約20名。 事業内容は、ソフトウエア開発、ネットコミュニティ運営、オフショア開発に三分される。

 ソフトウエアに関しては、「縦横ETP」という企業の情報管理や顧客管理を行うポータルサイトの開発が目玉。

 ネットコミュニティに関しては、『Lodoo.cn (楽多網)』というサイトを創設し運営を始めた。

 オフショア開発は、企業規模1000人以上の会社でないと利益が出ないことから、現在の会社の規模では中心事業にはなりえないが、 それを承知の上で進めている。

  「ソフトウエア開発は現在利益が出てはいますが、短期的な事業と位置づけており、 ネットコミュニティをわが社の長期的なオリジナル事業と考え、中心事業とする心構えです」と劉社長は言う。

 

Lodoo.cn (楽多網)の運営

 楽多網はコミュニティサイト・ミクシィの中国版を目指している。現在、中国において同様なSNSはすでにかなりの数が開設されているが、 楽多綱は以下の点で独自性を持つ。

 まず、実名での登録。「信頼」という言葉をキーワードに運営されている。ほかのサイトは匿名での登録が多く、信頼性がない。また、 個人々々を結ぶだけでなく、顧客を把握する企業をSNSに取り込んで、新たなビジネス需要を作り出そうというのが第二の独自性だ。 このサイトに西山科技が独自に開発した情報管理や顧客管理システムを導入して、 参加者または企業が利用できるようになっている。

  

将来への展望

「楽多網というSNSの長期的事業は、社会的価値のある、人生において正しいことだと考えています。ソフトウエア開発という短期的事業は、 私にはバブルのような不安感があるので、『Lodoo.cn (楽多網)』を一歩々々着実に成長させていきたいと思っています」と劉社長は言う。

 しかし、楽多網はまだ昨年10月末に開設したばかりで会員は800人ほど。 学生と社会人との絆が弱いというのが社長の危惧だ。学生と社会人、社会人同士、 そして中日間の交流の場にしていきたいというのが劉社長の目標である。

 

  目標第三の日中および韓国も含めた文化圏間の交流については、 「Lodoo.cn (楽多網)」と連動させて「Dokoo.cn http://www.dokoo.cn というサイトを開設する予定。 これは近年中国人の日本渡航が増加していることをふまえての、中国人向けの中国語による日本観光案内サイトである。 日本のJTBから情報提供を受ける契約も済ませた。こうしたサイトを通して、草の根の日中交流に貢献したいと劉社長は言う。