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異国情緒漂う開港都市 「厦門」 アモイ

2007.10.20

伝統と新しさが調和する街

 福建省南部の九龍江河口に広がる厦門市は、大きく分けて大陸部と厦門島、コロンス島(鼓浪嶼)からなる美しい海港都市である。

 市の人口は約150万人で、このうち約100万人が厦門島の市街で暮らしている。また、 大陸部と厦門島は全長約5kmの厦門大橋で結ばれ、 厦門島とコロンス島はフェリーで結ばれている。

 厦門の歴史は古い。「アモイ」という名は、明代に倭寇の侵略を防ぐため厦門城が築かれたことによる。古い地名は「下門(シアメン)」 といい、現地の言葉で「アモイ」と発音するため、こう呼ばれるようになった。

 

光明媚な厦門島

 亜熱帯海洋性モンスーン気候に属する厦門は、年間を通じて暖かく過ごしやすい。緑豊かな街には観音を祭る南普陀寺など、名所旧跡も多い。

 南普陀寺は唐代創建の古刹で、厦門島南部に位置する五老山のふもとにたたずむ。創建当初は普照寺と呼ばれていたが、清代に再建された際、 仏教名山である普陀山の南に位置することからこの名が付いた。以来、教の聖地として多くの信仰を集めている。広大な境内には天王殿、 大雄宝殿、大悲殿、蔵経閣などの建物が並ぶ。大悲殿は釘を一本も使わずに建てられた建物で、 中に安置された千手千眼観音菩薩像と共に知られている。
 八首二十四腕観音や玉仏、 仏教教典などが保存された蔵経閣も有名だ。境内には「佛」の文字が刻まれた巨岩がある。またこの寺は、素朴で独特な精進料理を出す「普照楼」 があることでも広く知られており、この精進料理を目当てに訪れる観光客も多い。