東京証券取引所に中国本土企業として初上場!
総合メディア企業『アジア・メディア・カンパニー・リミテッド』
崔建平社長インタビュー
アジア・メディアは、日本の経済界やマスコミから大きな注目を集めています。会社設立からわずか3年でここまで成長させた崔社長の経歴と会社の成り立ちを簡単にお聞かせください。
「私は1988年に清華大学を卒業しました。大学での専門はオートメーション学科でした。オートメーションというのは、 コンピューターによるコントロールシステムを構築することです。 卒業後、1992年まで大学で教員を務め、2000年にアメリカを訪れる機会がありました」
アメリカに行かれた目的は?
「投資の仕事で行きました。そこで偶然テレビガイドを見て、これは中国に導入できるとひらめいたのです。帰国後、 2002年に寛視網絡という会社を設立しました。2004年に現在のアジア・メディアを設立して、 寛視網絡はその子会社になりました。 ですから、本当の事業の始まりは2002年といってよいでしょう」
日本の株式市場で上場を選ばれた理由は?
「どこでもこの質問をされます(笑)。まず第1は、私たちに投資してくれる企業が電通、NTTドコモをはじめ、 大半が日本企業だということです。第2は、株主がわが社の将来の事業展開に大きな期待を持つことができるということ。 これが成長企業が多く上場している東証マザーズという市場を選んだ理由です。第3は、 日本の株式市場に中国本土企業が上場した例がなかったこと。これは中国の企業として一つの挑戦です。 私たちは最初の上場企業であることを非常に意義あるものと考えています。第4は、取引先の多くがトヨタ、ホンダ、日産、 キヤノン、 ソニーなど、日本の有名な企業ということも挙げられます。第5に、私自身、1992年に3カ月間、 日本の富士通で働く機会があり、 日本に対して好印象を抱き、いつか日本と何らかの形でかかわりたいと思うようになりました。
このようなことから私は、中日間の友好的な交流に貢献したいと望むようになったのです」
今後、近い将来に海外市場に進出する計画はありますか?
「その点について、研究し討論していますが、まだ明確に発表できる段階ではありません」
中国メディアの潜在力や海外進出への影響などについて、どうお考えですか?
「中国のメディアはまだ完全に開放されていません。海外への進出、影響力の波及はこれからです。欧米各国は、 中国メディア市場の開拓を待たねばならないでしょう。潜在力についていえば、テレビやラジオ、新聞といったメディアの中で、 テレビは最大の市場です。中国のメディアには、まだ開放されていない巨大な空間があるのです。私は、 メディアへの需要拡大に伴って、 メディア関連企業も成長できると考えています。
現在、私たちは携帯テレビ電話の事業を展開しています。すでに北京では中央電視台と北京電視台で合わせて4チャンネルあります。 2008年の北京オリンピック開催においては、携帯テレビ電話でのデータ配信も含め、すべてわが社が請け負っているのです。
わが社の従業員の大部分は研究者で、新しい技術の開発に日々励んでいます。 新しいデジタルメディア環境においても自らの立ち位置を揺るぎないものにしたいですね」



