中国の料理・人・生活や、中国のエリアのガイドなどをご紹介|中国の今と健康を伝える情報誌"チャイナビュー"

中国料理,中国の人,中国の生活,中国のエリアガイドを伝える情報誌です。

経済レポート 大連華信計算機技術有限公司

2007.07.20

 

「会社設立のきっかけは、30代半ばになり、 ひと通りの仕事を経験し、自分で起業したいという意欲があったことと、当時、改革開放の気運が高まり、 市場経済が成長し始めた時期。非常によいタイミングでした。ハイテク産業に対して国からの支援もありました。 私は公務員でしたが、会社創業を一人ではなく、同僚と一緒にチームワークを結集させてスタートさせられたことがよかったです」

 

設立からわずか11年でこれほどの成長を遂げられた、 その要因はなんでしょう?

  「まだ、成功とはいえませんが、会社が今日までに発展したのには、三つの要素があると思います。

 一つは、中国という国自体の発展に恵まれ、国が情報産業をサポートするという政策をかかげ、その時代に巡り合わせたこと。 二つ目は11年来、 経営陣とともに、成長してきた社員たちのおかげです。優秀な社員は会社が発展するうえでの重要なリソースだと思っています。 三つ目は大切なお客さまです。現在、業務の80パーセントは日本のお客さまからです。 いろいろ技術的な指導を受けながら、大きな信頼を得てきました。私たちの発展は日本のお客さまのおかげだと思っています」

 

今後の戦略は? 新分野への拡大など考えていらっしゃいますか?

 

  「DHCは設立以来11年経っていますが、 まだ成長過程です。中国でも日本でも、情報産業の市場ニーズは非常に高く、今後十数年間は継続的に拡大すると思われます。 ですから、日本向けソフトウエアの受託開発業務をがんばっていきたい。既存の日本向け業務を拡大させるのが当面の事業戦略です。

 一方中国の情報産業のニーズも高まっており、国内での展開も拡大したいと思っています」

 

急激な成長というのは、社内の人材を養成することとその管理が大変だと思いますが……?  

  「現在社員は、約2700名です。確かに、 業界の急速な発展に伴い適切な人材を募集し、惹きつけ育成して、能力を発揮させ、 引きとめるということが会社にとって非常に重要な問題となっています。企業は社員に対して成長発展の場を提供し、社員個人は、 社内で自分の能力を発揮し、自分の前途が見えてくればよいと思っています。社員は仕事を通して成長し、会社に貢献する、 このような循環になればよいと思います。

 中国のソフトウエア企業は、日本と比べると、まだまだ差があり過ぎます。乗り越えねばならないことはたくさんあります。

 私は目の前のことを考えるのではなく、長いスパンで会社を経営していきたい。社員に対して責任を負った経営をすること、それから、 社会へ貢献し、さらに会社を成長させていきたいと思っています。難しい環境のなかで会社がここまで成長できたのは、 私自身うれしいことですし、会社全体としても誇りであると思っています」